男性にとって射精とは、性交時におけるメインであり、射精の瞬間こそが性交時で1番の快感を得られる瞬間です。
一口に射精といっても放出の仕方は様々でドロッと垂れ落ちるように射精する場合やドピュッと勢いよく射精する場合など、その時々で違いがあることに気付いている男性は少なくないと思います。
そんな男性の中には、最近、射精時の勢いが衰えてきたと悩んでいる男性や、もっと射精を勢いよくするためにはどうすればいいのかと疑問を抱いている男性がいるのではないでしょうか。
射精の勢いとは、単純に快感だけでなく、精子量や心身の健康状態や男性不妊にも関わる問題であり甘く見ることはできません。
この記事では、射精の勢いと飛距離を維持するメリットやデメリットを明らかにします。そして、現役であり続けるための6つの方法を解説するので、射精の勢いが衰えてきたと感じている人や、生涯ずっと男でいたい人はぜひ参考にしてみてください。
勢いがある射精を維持するメリット
まず、勢いがある射精を維持することのメリットを3つ紹介します。
1. 男としての自信を得ることが出来る。
2. 相手の女性の性交の満足度がアップする。
3. 妊娠の可能性がアップする。
それでは、順番に解説していきますね。
男としての自信を得ることが出来る
1つ目のメリットは『男としての自信を得ることが出来る』です。
そもそも射精の勢いをよくするには、精子量と飛ばすための力である勃起力が必要となります。
満足のいく精子量と勃起力がある、ということは、女性にとっては、男として魅力的に映るということであり、それが、男性としては大きな自信につながることは間違いありません。
また日本性機能学会の研究で、男性ホルモンであるテストステロン量が射精時でピークに上昇するという結果が出ています。
つまり、テストステロンは射精によって増加することがわかります。
テストステロンは男性ホルモンの大部分を占めており、骨や筋肉といった身体をつくるのに重要なホルモンでバイタリティや精力にも作用します。
それだけではなくテストステロンは、女性を惹き付けるのに有効なモテホルモンなのです。
よって、テストステロン上昇に効果がある勢いのある射精をすることは自信を得る手段だと言えます。
相手の女性の性交の満足度がアップする。
次に、『相手の女性の性交の満足度がアップする』ことについて解説します。
女性は、一般的に性交時に満足するための条件として、肉体的な快感だけでなく精神的な快感を必要とします。
精神的な快感を得るためには、リラックスすることや安心感を得ることが重要となります。
自分に自信のない女性や自分の身体で男性が気持ちよくなっているのか不安な気持ちを持っている女性は少なくありません。
そのような気持ちで行うセックスは、精神的な快楽を得ることが難しくなります。
そこで、一部の女性は、男性の射精の勢いをバロメーターとします。
相手の男性が勢いよく射精してくれていると気持ちがよかったのかと安心や自信につながり、精神的な快楽を得ることが出来ます。
その結果、女性の性交の満足度がアップするのです。
妊娠の可能性がアップする
最後の3つ目は、『妊娠の可能性がアップする』となります。
近年、男性不妊が認知されてきています。
その原因として精子量が注目されています。
しかし、精子量を改善したところで、射精の勢いがなければ子宮に届かず卵子に着床しないのでは?という疑問を持つ人もいるでしょう。
実は医学的にはそんなことはありません。
専門家の意見では、きちんと膣内に射精が出来れば勢いは関係ないといわれています。
しかし、射精の勢いと妊娠には直接的に関係がないものの、勢いのある射精を維持することと妊娠には間接的にはっきりと関係があると言えます。
先ほども紹介したように勢いのある射精をするために精子量が必要です。
また、男性の不妊の原因の多くは精子の量だと言われています。
実際に男性の不妊検査では、まず1番に精子の量を検査します。
つまり、
射精の勢い = 精子の量
妊娠の可能性 = 精子の量
射精の勢い ≒ 妊娠の可能性
以上のような構図が出来上がるといっても過言ではありません。
また、ストレスが不妊に影響してくるというのも無視できません。
ストレスをため込まないためにも、1番目のメリットである男性としての自信や2番目のメリットである女性の精神的な快楽というのは必要不可欠です。
射精の勢いが衰え、男性としての自信を失い、ネガティブになるとストレスの原因となりますし、女性の自分の身体への不安を放置していてはストレスの原因となります。
そういった点から考えても、射精の勢いと妊娠の可能性のアップは関係があると言えるでしょう。
精液が勢いよく飛ばなくなる4つの悪い習慣
精液が勢いよく飛ばなくなる原因は、精子量の減少や勃起力を悪化させる習慣にあります。
そこで、勢いのある射精が出来なくなる悪い習慣を4つにまとめてみました。
2. 高温のお風呂やサウナに入る
3. 自転車に乗る
4. ピッタリとした下着の着用
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
タバコを吸う
タバコを吸うと血管が収縮し血流が悪くなります。
血流が悪くなると男性器に血液が十分に流れ込まなくなり、勃起力が低下します。
また、精子にも悪影響をもたらします。
喫煙によって精子量は減少します。
非喫煙者と喫煙者を比較すると、喫煙者は精子の量が15%〜25%少なくなるというデータがあります。
これらのことから、喫煙は精液が勢いよく飛ばなくなる原因だと言えます。
高温のお風呂やサウナに入る
高温のお風呂やサウナに入ることは、射精の勢いを衰えさせたくない人にはオススメできません。
精子はとても熱に弱いです。
陰嚢が1℃上昇してしまうと精子は弱り、活動が大幅に減ってしまいます。
精子にダメージを与えないためにも、陰嚢を高温にしないことを心がけなくてはいけません。
自転車に乗る
精子は高温の他にも弱点があります。
実は精子は圧迫にも弱いです。
自転車のサドルによる股間の圧迫は、精子にとってよくありません。
自転車の長時間の運転は血流にもよくなく、勃起力の妨げにもなります。
これは、勃起不全の原因になると言われています。
環境にもお財布にも優しい自転車ですが、精子には優しくないのです。
ピッタリとした下着の着用
ピッタリとした下着は熱がこもりやすく、風通しもあまりよくはありません。
そのような環境に男性器を収納しておくことは危険で、高温のお風呂やサウナ同様に精子に悪影響を及ぼしてしまいます。
精子のことを第一優先で考え、勢いのある射精をしたいのであれば、下着は熱がこもりにくく風通しも申し分ないトランクスがオススメです。
射精の勢いがないことのデメリット
では、男性にとって射精の勢いがないことで起こるデメリットとはなんでしょう。
2.離婚や破局の可能性が上がる。
以上の2つが考えられます。
前立腺がんのリスクが上がる
射精の勢いがないことで、前立腺がんのリスクは上がります。
先ほど、勢いがある射精を維持することのメリットとして、男性としての自信を得ることが出来ると紹介しました。
しかし、射精の勢いが衰えると、男性としては自信を喪失しかねません。
すると、自然と性行為の回数自体も減ってしまい、射精の頻度も同様に下がってしまうと予想できます。
実は射精回数が減ると、前立腺がんのリスクが上がってしまうのです。
アメリカの医師会誌JAMAで掲載された調査では、1か月あたりの射精の回数が21回以上と多い男性と、4~7回の男性を比較すると、射精回数が多い男性のほうが前立腺がんのリスクが3割も低くなることがわかっています。
よって、射精の勢いが衰え、男性の自信が喪失し、射精回数が減ることで前立腺がんのリスクがあがってしまうというのは、前立腺がんのリスクを間接的に高めてしまう危険性があると言えるでしょう。
離婚や破局の可能性が上がる
射精の勢いが衰えることで離婚や破局の可能性が上がるとはどういうことでしょうか。
これについて、離婚を例に紹介していきますね。
結婚関係にあった夫婦が離婚に至るには様々な理由がありますが、平成29年度の離婚原因ランキングによると、男性の6位、女性の9位が性的不調和となっています。
射精の勢いが衰えることで、夫が自信をなくし妻に相談できないままセックスレスとなれば、それは性的不調和に該当すると考えられます。
射精の勢いが衰えることでセックスレスになってしまうと、離婚の危機にも瀕する可能性があるのです。
射精力を高め、生涯現役であり続ける為の6つの方法
では、射精力を高め、射精の勢いを維持していく6つの方法を紹介します。
生涯、現役であり続けたい人は必見です。
射精の勢いや精子の量が多いままでいたい人は、以下の6つのことに気をつけて日常生活を送ってください。
2.睡眠
3.食べ物に気を遣う
4.頻繁に射精する
5.ストレスを溜めない
6.精力剤を利用する
それでは、この6つについて順番に紹介していきます。
1.運動、筋トレをする
運動や筋トレは、勢いのある射精をするために効果的です。
特にPC筋を鍛えると勃起力が上がり射精の勢いは向上します。
PC筋とは排尿を一旦止めるときに力の入るお尻あたりにある筋肉です。
PC筋を鍛えるために有効な筋トレはスクワットです。
スクワットはPC筋を鍛えるだけでなく、下半身全体に効率的に筋力アップの効果があり、性行為に及ぶ際の体力アップにもつながります。
スクワットは、地道でしんどい方法ではありますが、継続的に行うことで効果が見込めます。
2.睡眠
質の良い睡眠も勢いのある射精において必要不可欠だと言えます。
American Journal of Epidemiology誌に掲載してある論文には、睡眠障害と精子の数の減少には相関関係があると書かれています。
その中には睡眠障害のある男性とそうでない男性を比較して、睡眠障害のある男性は精子濃度が約30%低く、健康な精子も少ないとされています。
良質な睡眠は、精子にとっても勢いのある射精をするためにも重要なことがわかります。
3.食べ物に気を遣う
勢いのある射精をするためには食べ物に気を付けるべきです。
摂取すべき栄養素には、シトルリン、アルギニン、亜鉛などがあります。
シトルリンはスイカに多く含まれており、血管を強くする効果があり、血流をよくすると言われています。
その結果、勃起力が向上します。
アルギニンは精子の数を増やし活動的な精子をつくるはたらきがあります。
アルギニンは大豆や肉類に多く含まれています。
亜鉛は精子をつくる睾丸にとって、なくてはならない成分であり、牡蠣やレバーに多く含まれています。
これら栄養素をバランスよく摂取できる食事を心がけると射精の勢いは良くなります。
4.頻繁に射精する
射精を勢いよくするならば、精子を溜めたほうがいい、と考えている男性は少なくないと思います。
しかし、実はこの考えは間違いなんです。
なぜなら、古い精子を溜めておくと新しい精子に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
また、禁欲期間が長くなってしまうと、精子が酸化ストレスにさらされてしまいます。
それにより精子の活動が減少してしまいます。
頻繁に射精をすることで、精子をつくるサイクルをしっかり整え、精子の量を増やすことが重要です。
5.ストレスをためない
ストレスがたまってしまうことは、射精にとっては弊害となります。
精神的、肉体的疲労は、精子の量に大きく悪影響を及ぼします。
自分なりのストレス発散方法を見つけて、ストレスと上手く向き合うことはたいへん重要なことです。
6.精力剤を利用する
生涯現役で勢いのある射精をするために、精力剤を利用することも効果的です。
精力剤は筋力アップのようなしんどさや大変さはありませんし、睡眠やストレス発散といった方法のように、ある程度の時間の確保が必要な方法ではないため手軽に始められることがよいところです。
また、食事で摂取したいシトルリンやアルギニンや亜鉛といった栄養素をまとめて摂取できるため効率的に結果を出すことができます。
精力剤は日々、研究開発がすすめられているため、お金を少しかけるだけ射精の勢いや精子の量を増やせるところが魅力の1つです。
まとめ
勢いのある射精を行うためには、健康的な生活を送ることが大切です。
忙しく誘惑も多い現代社会では、健康的な生活を送ることは容易なことではありませんが、それにより得られるメリットや失うデメリットは大きなものだと言えます。
射精力を高め、生涯現役であり続ける為の6つの方法を実践して、充実した性生活を送って頂ければ幸いです。
いかがでしょうか。